今月のお知らせ

営業時間のお知らせ

期 間:11月
開店時間:午前10時半
閉店時間:午後6時

定休日:水曜日

上質小物と無地の会

11月17日〜21日

美は細部に宿り、色彩の調和は魅力を高める

着物と帯は決まっていて着始めたものの、最後の帯〆と帯揚がしっくりこなくて、帯を変えた着物を変えたというケースは少なからずあるようで、小物はコーディネートの要であることを物語っておりますが、逆にいうと、その重要性に気づいておられる方はお洒落に敏感な方であるともいえまし、そのまた裏返しは、小物をおろそかになれると、せっかくのお着物が台無しとなり、センスなしの烙印を押されることにもなりかねません。まさに、美は細部に宿ります。その小物の物作りにおいて、素材と技術にこだわった品質の良さと、従来の感性ではありえなかった色使いのセンスで着物業界の中ではピカイチと京濱が推している「和小物さくら」の小物の特集です。数年前から11月に行って好評をいただいております。

また、20年以上続いている11月の「無地の会」も併催です。無地の着物は無地だけに生地の地紋が重要な要素になりますが、こちらも地紋という細部にこだわったお誂えとなります。生地を選んで、色も選び、オリジナルの着物やコート、または羽織をお作りいたします。さらに染めの手法は「ひき染め」という絹の生地が本来持っている光沢を損なわない染めにこだわっていて、色と生地感がより深みのある印象となります。

温暖化の昨今は、袷のものの出番が減り、単衣の時期が長くなりました。とはいえ、真冬はそれなりに寒い。というわけで、真冬のスタイルとして、着物は袷でも羽織は単衣、もしくは羽織なしで、その上には袷のコートではなく、防寒コートという選択をされる方も多く、防寒コートとしてはカシミヤなどの既製品もございますが、着物の寸法にあっていて、お好きな色に染めることができるビロード生地のコートを人気がございます。というわけで、ビロード生地の白生地もご用意しております。

真綿入り草履

和小物さくらの作る真綿入り草履は、熟練の職人が1日に最大でも8足しか作れない手のかかるもので、これでもかという真綿(真綿は絹の原料である繭のわたです)をぎゅーと圧縮して草履の台の一番上に入れてありますので、クッション性が抜群で、歩いていて疲れない優れものです。この草履を、革もしくは帆布の生地でお好きな色で選んでいただき、多彩な花緒のなかからお好みの花緒と組み合わせるお誂え会も同時開催いたします。