価値あるふりそで・ほめられる振袖

今どきの振袖事情

最近の振袖は、昔と違う。という感触をお持ちの方もいらっしゃる事でしょう。柄や色、小物合わせはもちろんのことですが、それ以外にもいろいろと変わって来ています。

振袖販売店、レンタル店が写真サービスをセットにしたのに対抗に、写真店は振袖の無料レンタルを謳う。サービス競争のあくなきコスト競争のしわよせは全て振袖そのものにおしよせ、振袖自体の品質が急激に下がり、様々な振袖が登場しています。以前は絹100%はあたりまえでしたが、裏地が化繊だったり、表生地そのものがポリエステルのもの、また、絹の高騰もあり、絹は絹なのだけれど、襦袢のように薄いものあります。テレビCMでみかける比較的高いであろう振袖も見るからにペラペラだなあと思うものがあります。ほんの10年前の(浜松呉服専門店会の展示会で)一番安いセットのほうがシッカリした生地だった。厳しい価格競争の産物であります。染めの部門にも、コスト削減の波が押し寄せています。友禅と呼ばれる伝統技法をおしのけ、インクジェット印刷による振袖が大量に出回っております。パソコンのプリンタのインクジェットプリンタです。紙のかわりに布に印刷しています。柄はパソコン上で描かれます。かつては絵心のある職人が絵を描いていて、地を染める職人がいてだったのが、今はオフィスでオペレータがプリンタの相手をしています。人の手が関わる部分が大幅に減っています。

つづく